2021年度活動報告
愛媛県セーリング連盟
理事長 大槻 映幸
2021年度のビックイベントはやはり東京オリンピックでした。愛媛県から黒川会長、西村理事そして私の3名が運営に携わりました。1年の延期をしたとはいえ、コロナ感染状況は収まることなく、第5波の中で開催しました。オリンピックという大舞台で運営するという責任感と興奮が入り混じった状況ですが、運営側からの立場で言えば、成功裏に開催できました。日本人選手のメダル獲得を期待しましたが、コロナの状況で海外遠征が出来なかったことが影響し、残念ながら470級男女2種目の入賞に終わりました。
国内のレースイベント(インカレ、インターハイ、全日本選手権など)は感染拡大防止対策を十分に行う事で開催されましたが、三重国体は第5波の影響を受けて、2年連続で中止となりました。
愛媛県内の2021年の活動ですが、ジュニアと高校は活動できておりましたが、県外遠征は控えなければならない状況もあり、計画通りには活動できませんでした。大学生の活動は練習時間に制限がある中で行いました。全国的に強豪校はコロナ禍でも活動を行っており、レベルの差がますます拡がっています。
このような状況ではありますが、体験教室や強化事業を実施してまいりました。2022年1月の3連休に開催しました大学生、高校生と中学生の合同の強化合宿は、愛媛県のレベルを痛感しましたし、どんな取り組みをしなければならないかが見えたように感じました。部員も増えており、可能性も感じられる合宿でした。
県内のクラブの活動は次の通りです。
- ジュニア
松山や新居浜のジュニア選手は、コロナ禍でもよく練習しました。
全日本OP選手権に4名出場することが出来、そして上位40人の中に山内選手と松岡選手が二次選考会に出場したことはうれしいニュースでした。 - 高校生
新居浜東高のヨット部の新入部員は男子1名女子4名が入部し、男女ともインターハイを目指せるようになりました。地元でしっかりと練習できましたが、レース経験が非常に少ないので、モチベーションの維持に苦労しています。
松山ではOPを卒業した中学生が5名おります。偶然ではありますが、この5名が同じ中高一貫校でありますので、インターハイという大きな目標ができました。強化計画を作っていくことが大事だと感じました。 - 大学生・社会人
社会人として活動している選手は1名しかしないという状況は変わりませんが、新居浜東高校ヨット部出身の選手が戻ってきている流れが出来ており、そのままヨット活動ができる環境が必要であるように感じました。大学生は活動自粛期間や時間制限が続いておりますが、部員は増えている状況になっています。人数がいることは財産であり、今後の活動が楽しみです。
○強化・育成事業
トップコーチを招聘して、育成強化を行いました。
≪アドバイザー事業≫
1月8-10日 大嶋龍介コーチ
3月19-21日 大嶋龍介コーチ
≪県内レース≫
7月17-18日 国体予選 新居浜
10月30-31日 坊っちゃんカップ 新居浜
1月10日 愛媛選手権 新居浜
○普及事業
・体験教室 松山 6/20、8/8、9/26
新居浜 6/6、7/25、8/7、9/5
海と日本プロジェクト 体験 7/10-11 松山
○ガバナンスコード
スポーツ団体の近年の不祥事(ハラスメントなど)から、スポーツ団体のガバナンスコード遵守状況の自己説明を公表することになり、当連盟も日本スポーツ振興センターに公表しております。講習を黒川会長と私が受講しました。
○会員登録状況
会員登録数 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
松山ジュニア | 5名 | 7名 | 6名 |
新居浜ジュニア | 3名 | 5名 | 8名 |
大三島ジュニア | 2名 | 0名 | 0名 |
新居浜東 | 12名 | 7名 | 12名 |
弓削商船 | 1名 | 0名 | 0名 |
その他高校生 | 2名 | 1名 | 1名 |
愛媛大学 | 12名 | 19名 | 18名 |
松山大学 | 6名 | 8名 | 7名 |
その他大学生 | 3名 | 3名 | 2名 |
一般 | 40名 | 39名 | 37名 |
合 計 | 86名 | 89名 | 91名 |
○トピックス
小嶺恵美選手が愛媛県スポーツ専門員を辞められました。今後はパリを目指して、別の場所で活動されることになりました。
堀江港(うみてらす)の活性化の為、堀江地区まちづくり協議会に働きかけております。
2021年度は堀江地区対象に体験教室を1回実施しました。2022年度も2回の体験教室を計画します。