第16回 坊っちゃんカップヨット大会 帆走指示書(SI)
第16回 坊っちゃんカップヨット大会
帆走指示書(SI)
1. 適用規則
本大会は、以下の規則を適用する。
1.1 2017-2020「セーリング競技規則」(以下RRSという。)に定義された規則を適用する。
1.2 OP級AクラスについてはRRS42の違反に対して、付則Pを適用する。
1.3 〔SP〕は、レース委員会またはテクニカル委員会が審問なしに標準ペナルティを適用することができる規則を意味する。
1.4 〔NP〕は、この規則の違反は艇による抗議の根拠とはならないことを意味する。これはRRS60.1(a)を変更している。
2.〔NP〕電子機器
艇は主催団体より選択され支給された電子機器を艇に搭載するよう要求されることがある。
艇はこの要求に従わなければならない。
3. 競技者への通告
競技者への通告は、大会LINEオープンチャットで行われる。
4. 帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、それが発効する当日最初の予告信号の90分前までに大会LINEオープンチャットで通知される。但し、レース日程の変更は、発効する前日の19:00までに通知される。
5. 陸上で発する信号
5.1 陸上で発する信号は、艇庫前に設置されたポールに掲揚する。
5.2〔NP〕〔DP〕音響1声と共に掲揚される「D旗」は、「予告信号は、D旗の掲揚後30分以降に発せられる」ことを意味する。艇はこの信号が発せられるまで、ハーバーを離れてはならない。「D旗」がクラス旗の上に掲揚された場合、そのクラスにのみ適用する。
6. レースの日程
6.1 レースは次のとおり予定する。
10月 31日(土)
10:45 コーチミーティング
11:45 レーザー4.7 第1レース予告信号
11:50 OP級Aクラス 第1レース予告信号
11:55 OP級Bクラス 第1レース予告信号
引き続き、レースを実施する。
11月 1日(日)
8:00 コーチミーティング
8:50 レーザー4.7 最初のレースの予告信号
8:55 OP級Aクラス 最初のレース予告信号
9:00 OP級Bクラス 最初のレース予告信号
引き続き、レースを実施する。
6.2 レース数
クラス 予定レース数
OP級Aクラス 7
OP級Bクラス 7
レーザー4.7 7
6.3 1つのレースまたは一連のレースが間もなく始まることを艇に注意喚起するため、予告信号を発する最低5分以前に、レース委員会信号艇に音響1声とともにオレンジ色のスタート・ライン旗を掲揚する。
6.4 大会最終日は、13:00以降の予告信号は発しない。
7. クラス旗及びクラス識別
7.1 クラス旗は、次のとおりとする。
OP級Aクラス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥『黒字OP』旗
OP級Bクラス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥『赤字OP』旗
レーザー4.7 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥『レーザー4.7』旗
8. レース・エリア
添付図AのB海面を使用する。ただし、レース委員会は状況によりレース・エリアを変更することができる。
9.コース
9.1 添付図Bは、各レグ間のおおよその角度、通過すべきマークの順序及び各マークの通過する側を含むコースを示す。
10.マーク
10.1 添付図Bで示すマーク1、2、3は、ピンク色の円錐台形ブイを使用する。ただし,OP級Bクラスのマーク1は緑色の円錐台形ブイとする。
10.2 スタート・マークは、スタート・ラインのスターボードの端となるレース委員会信号船とポートの端にある黄色の細い円柱形ブイとする。
10.3 フィニッシュ・マークは、フィニッシュ・ラインのポートの端となる「オレンジ旗」と「青色旗」を掲揚しているレース委員会の信号船とスターボードの端にあるオレンジ色の球形ブイとする。
10.4 SI12に従い、コースの次のレグの変更により新しいマークを用いる場合には、黄色の細い円柱形ブイを使用する。その後、再び新しいマークに置き換える場合は、元のマークを使用する。
11.スタート
11.1 スタートは、RRS26を用いてスタートする。
11.2 スタート・ラインは、スターボードの端にある「オレンジ旗」を掲揚しているポールとポートの端にあるスタート・マークのコース側の間とする。
11.3 〔DP〕予告信号が発せられていないクラスの艇は、他のレースのスタート手順の間、スタート・エリアを回避しなければならない。
11.4 スタート信号後4分以内にスタートしない艇は、審問なしに「DNS」と記録される。この項は、RRSA4及びA5を変更している。
12.コースの次のレグの変更
コースの次のレグを変更するために、レース委員会は新しいマークを設置し、(または、フィニッシュ・ラインを移動し)、実行できれば直ぐに「元のマーク」を除去する。その後の変更で新
しいマークを置き換える場合、そのマークは「元のマーク」で置き換える。
13.フィニッシュ
フィニッシュ・ラインは、ポートの端にあるフィニッシュ・マーク上に『ブルー旗』を掲揚しているポールと、スターボードの端にあるフィニッシュ・マークのコース側の間とする。
14.タイム・リミットとターゲット・タイム
14.1 タイム・リミットとフィニッシュ・ウィンドゥ及びターゲット・タイムは、次のとおりとする。
種 目 | タイム・リミット | マーク1のタイム・リミット | フィニッシュ・ウィンドウ | ターゲット・タイム |
レーザー4.7 | 60分 | 20分 | 15分 | 30分 |
OP級 Aクラス | 60分 | 25分 | 15分 | 40分 |
OP級 Bクラス | 60分 | 20分 | 15分 | 30分 |
マーク1のタイム・リミット内に1艇もマーク1を通過しなかった場合、レースは中止される。ターゲット・タイムどおりとならなくても、救済の根拠とはならない。これは、RRS62.1(a)を変更している。
14.2 最初の艇がコースを帆走してフィニッシュした後、フィニッシュ・ウィンドウ内にフィニッシュしない艇は、審問なしにDNFと記載される。これはRRS35、A4、A5を変更している。
15.抗議と救済の要求
15.1 抗議書はレースオフィスで入手できる。抗議および救済または審問再開の要求は、適切な締切時間内にレースオフィスに提出されなければならない。
15.2 それぞれのクラスに対して、抗議締切時間はその日の最終レースに最終艇がフィニッシュした後、またはレース委員会が、本日これ以上レースを行わないという信号を発した後、どちらか遅い方から60分とする。ただし、プロテスト委員会の裁量により、この時刻を延長することがある。
15.3 審問の当事者であるか、または証人として名前があげられている競技者に、審問のことを知らせるため、抗議締切後20分以内に通告が掲示される。審問は艇庫内にあるプロテストルームにて、掲示した時刻に始められる。
15.4 レース委員会、テクニカル委員会またはプロテスト委員会による抗議の通告を規RRS61.1(b)に基づき伝えるために掲示する。
15.5 SI1.2に基づきRRS42違反に対するペナルティを課せられた艇のリストは掲示される。
15.6 レースを行う最終日には、プロテスト委員会の判決に基づく救済要求は、判決の掲示から15分以内に提出しなければならない。これは、RRS62.2を変更している。
16.得点
16.1 大会の成立には、1レースを完了することを必要とする。
16.2 4レース未満しか完了しなかった場合、艇のシリーズの得点は、すべてのレースの得点の合計とする。
16.3 4レース以上完了した場合、艇のシリーズの得点は、最も悪い得点を除外したレースの得点の合計とする。
17.〔NP〕安全規定
17.1 〔DP〕〔SP〕各クラブの代表者は、出艇申告書に自クラブの競技者のサインをした後でなければ出艇してはならない。出艇申告書は、予告信号の60分前からレースオフィスに用意される。
17.2 〔DP〕〔SP〕各クラブの代表者は、その日の最後のレース終了後60分以内にレースオフィスに用意される帰着申告書に自クラブの競技者のサインをしなければならない。
17.3 レースの中止または延期により帰着した場合も帰着申告を行わなければならない。また中止または延期されたレースが再開される場合には指示17.1に従い出艇申告を行わなければならない。
17.4 レース委員会は、救助を要すると判断した場合、競技者の意思に関わらず救助することがある。これを理由に救済の要求はできない。この項は、RRS62.1(a)を変更している。
17.5 〔DP〕レースをリタイアする艇、またはレース・エリアを離れる艇は、出来うる限りレース委員会船にその旨を伝えなければならない。また、帰着後直ちにSI17.2の帰着申告を行った上、その際にその旨を報告しなければならない。
18.〔DP〕装備の交換
損傷または紛失した装備の交換は、テクニカル委員会の承認なしでは許可されない。交換の要請は、最初の妥当な機会にテクニカル委員会に行わなければならない。
19.〔DP〕装備と計測のチェック
艇または装備は、クラス規則と帆走指示書に従っていることを確認するため、いつでも検査されることがある。
20.支援艇
20.1 〔NP〕〔DP〕支援艇は、密を避ける人数しか乗艇してはならない。(定員の50%で小数点以下切り上げ)
20.2 〔NP〕〔DP〕支援者は、準備信号の時刻からすべての艇がフィニッシュするか、もしくはリタイアするか、またはレース委員会が延期、ゼネラルリコールもしくは中止信号を発するまでレースをしているエリアの外側にいなければならない。ただし、レース委員会から救助活動の要請があった場合は、レース・エリアに入ることができる。
21.〔DP〕ゴミの処分
ごみは、支援艇または大会運営船に渡してもよい。
22.〔NP〕〔DP〕無線通信
緊急の場合を除き、レース中の艇は、音声やデータを送信してはならず、かつ、すべての艇が利用できない音声やデータ通信を受信してはならない。
23.賞
レース公示の通りとする。
24.責任の否認
このレガッタの競技者は自分自身の責任で参加する。RRS4[レースすることの決定]参照。主催団体は、レガッタの前後、期間中に生じた物理的損害または身体障害もしくは死亡によるいかなる責任も負わない。
25.保険
それぞれの参加艇は、有効な賠償責任保険に加入していなければならない。
添付図?A レース・エリア
添付図?B コース図
【OP級Aクラス】 【OP級Bクラス】
S?1?2?3?2?3F S?1?スタートアウター?F
第16回 坊っちゃんカップヨット大会
OP級Cクラス
レースの説明
1.集合時間
10月31日(土) 11:30 OP級Cクラス 艇庫前に集合
11月1日(日) 9:00 OP級Cクラス 艇庫前に集合
※大会最終日は、12:00以降のレースは実施しない。
2.レースの方法
OP3艇を使用し、出来るだけ多くのレースを実施し、合計得点で順位を決定します。
レース委員長の裁量により、順位決定戦を行うこともある。
タイが解けない場合は、じゃんけんにより順位を決定する。
3.コース
?水辺に浮かべているヨットに乗って笛の合図で、スタート!
?海上に設置されたブイを回航。必ず左まわり!
?着岸してフィニッシュ!
4.注意事項
?必ずライフジャケットを着用しよう!
?相手を押したり、船をつかんだり邪魔をするようなことはやめよう!
?リタイアする場合は、スタッフに必ず声をかけよう!
?スタッフの説明は、しっかり聞こう!